テラーノベル無断転載の実態と対策方法2選を紹介!

レビュー&解説

皆さんはネット小説を読んだり投稿したりできるテラーノベルというサービスをご存じでしょうか?

昨今、そのテラーノベルにて無断転載が横行しているとのことで、問題になっています。

今回はテラーノベルの無断転載の実態と無断転載への対策方法について紹介します!

テラーノベルとは?

テラーノベルとは株式会社テラーノベルが運営する小説投稿サービスのことです。

自分の創作小説を投稿できるサイトはいくつもあります。

  • Pixiv
  • 小説家になろう
  • カクヨム
  • アルファポリス

などなど・・・他にもっとありますが、有名なところはこれくらいでしょうか。

上記に加え、テラーノベルもこれらに並ぶほど勢いを増してきているところですが、そのテラーノベルで、最近、他人の小説を盗作したり無断転載したりするケースが多発しています。

テラーノベル無断転載の実態

現在テラーノベルで横行している無断転載は、主に小中学生によるものとのことです。

昔と違って、現代は小説を書くことも、それを他人と共有することも端末操作一つで簡単にできる時代です。

大人はもちろん、学生たちも趣味で書いた小説を手軽に投稿できる環境が整っている中、テラーノベルは、小中学生が良く利用するサイトの一つとして注目されています。

しかし、大人に比べて未成年のネットリテラシーレベルは著しく低いのが現状です。

大人になったからと言ってネットリテラシーが高くなるわけではありませんが、社会経験のない未成年のネットリテラシーの低さは、大人の比ではありません。

※中にはネットリテラシーの高い未成年も一定数おりますが、ここではあくまで全体的な割合を基準に説明しています。

例えば、こんな事例がありました。

あるネットユーザーがテラーノベルに無断転載を行っている投稿者に注意したところ、本人から

  • 私的な理由だから大目に見てほしい
  • 他の人たちもみんな何かしら無断で利用していると思う
  • 今書いている小説は読者が楽しみにしているので消したくない
  • 私以外にも注意してますよね?私だけ注意されるのは不公平です

という趣旨の返信があったそうです。

無断転載の注意をした際に、大人でもこういう対応を返されるケースは当然ありますが、相手が未成年である場合、特にこういう認識の人が多いというのが現状です。

一番大きな理由は、まだ社会に必要な秩序、モラル、規範などを十分に学んでおらず、それらは現在進行形で学校や両親から学んでいる最中だからです。

ですが、インターネットは誰もが手軽に利用できる便利なツールで、テラーノベルはそういう学生たちが好んで利用するサイトの一つです。

間違った認識が横行しやすく、指摘しても他の人たちもやってるのに・・・と思いやすい環境である以上、是正するには多大な労力と時間が掛かりそうですね・・・。

無断転載への対策方法

対策①分かりやすい無断転載禁止の注意文を掲載

無断転載への対策はいくつかありますが、どれも100%防げるということはありません。

それでもやらないよりはやったほうが断然効果があるので、今回は有効な対策方法をご紹介します。

このツイートの方が紹介している方法は、今特に問題視されているテラーノベルでの無断転載に特化した対策方法です。

他の創作サイト或いは個人サイトに掲載しても差し支えのない文章でもあります。

小中学生向けの注意文なので、易しい言い回しとルビが振られている以外、内容はあくまで無断転載の禁止に関する文章ですからね。

対策②転載されたサイトに抗議連絡をする

対策①は転載を事前に阻止するために必要な措置ですが、中には注意文を掲載しても無視して転載するケースもあります。

その場合は事前に阻止する手段がないので、気づいた段階で転載された分を取り下げてもらうしかありません。

取り下げてもらう際、本人に連絡しても良いのですが、仮に本人が取り下げを受け入れてくれたとしても、今後また同じ被害が発生する恐れがあるので、まずは運営会社に直接連絡するのが無難かもしれません。

しかし、中には運営会社に連絡しても対応してもらえない&もらえそうにないというケースもあります。

そういう場合は仕方ないので、転載した本人に連絡して取り下げてもらうしかないでしょう。

一部、SNSを運用されている方は、本人に取り下げの連絡をすると同時に、自身のSNSで被害に遭ったことを報告し情報を拡散することで、第二、第三の被害を未然に防ぎ、またファンからのタレコミで、無断で転載されている他のサイトも特定し、取り下げてもらうという対応を取ることもあります。

まとめ

今回は、最近テラーノベルで起こっている無断転載と対策方法について詳しく紹介しました。

昔は創作物を発表する場所が限られていたので、無断転載という事件そのものが滅多になかったのですが、今ではインターネット上で誰もが気軽に自分の創作物を公開し、ファンと交流することが出来ます。

そのような技術の発達と社会の変化はとても良いことですが、同時に無断転載というデメリットも発生してしまっているんですね。

インターネットは自由な空間であるため、どんなに規制を掛けても無断転載を完全に阻止することは事実上、不可能です。

それでも、作家自身が徹底した無断転載防止の対策を取ることが出来れば、被害は最小限で済むと思うので、これから創作活動をしたいと考えている方も含めて、是非参考にしてくださいね!

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